(TSNshop運営会社ティ・エス・ネットワークスの社員の日記より転載です)
ティ・エス・ネットワークスの尾藤です。
台風18号が関東直撃の前日(9月15日)の嵐の中、日光東照宮に参拝してきました。
行きの日光街道はさすがに台風の大雨の為か3連休の午前中だというのに空いており、日光東照宮の駐車場もすんなり入れました。
参道を歩く頃には小雨となり、人出もそんなに多くなくゆっくりと見ることができました。
「石鳥居」ですが、九州筑前(福岡県)藩主黒田長政公によって奉納され、石材は、九州から小山まで運ばれ、その後陸路人力でこの日光まで運ばれたそうです。
「五重塔」ですが、若狭の国(福井県)小浜藩主酒井忠勝公によって奉納され、文化12年火災にあったそうですが、その後文政元年(1818)に同藩主酒井忠進公によって再建されたそうです。
「神厩舎・三猿」は、ご神馬をつなぐ厩(うまや)であり、昔から猿が馬を守るとされているところから、長押上には猿の彫刻が8面にあり、人間の一生が風刺されています。中でも「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が有名です。
次に「眠り猫」ですが、左甚五郎作とのことであり、牡丹の花に囲まれ日の光を浴び、うたたねした猫を彫ったとのことです。(撮影に立ち止まらないでほしいと係員に言われブレました)
「奥宮」へ上がるのに200段の石段を登り、「宝塔」までは長い行列となりましたが、見る価値はありました。
「宝塔」は、鋳抜門の中にある家康のお墓であり、最初は木造でしたが、石造りになり、第5代将軍のときに唐銅製(金・銀・銅の合成)に改鋳されたそうです。
「宝塔」の脇には、「叶杉」(この杉のほこらに向かって願い事を唱えると願い事が叶うと伝えられている)がありました。
お目当ての「唐門」です。(全体が胡粉で白く塗られ、「許由と巣父」や「舜帝朝見の儀」など細かい彫刻がほどこされており、お金がかかっているだろうな...。
金ぱくも豊富に使われており、徳川家康の権力を実感しました。
「三神庫」は、春秋渡御祭「百物揃千人武者行列」で使用される馬具や装束類が収められており、「上神庫」の屋根下には「想像の象」(狩野探幽下絵)の大きな彫刻がほどこされています。
「鳴竜」(薬師堂の内陣天井に描かれている竜の頭の下で拍子木を打つと、天井と床が共鳴して鈴のような鳴き声に聞こえ、胴体の絵の下だと聞こえない)、すごい建造物です。拍子木の音を聞いて関心しました。
残念ですが、薬師堂の中では、撮影も録音も禁止でした。
最後に「仁王門」ですが、本当は東照宮最初の門です。
「三仏堂」の平成大修理の壁画がすごくて撮影しました。
帰りは、せっかく日光に来たのだからと思い「いろは坂」を登り、中禅寺湖へ立ち寄ってきましたが、何故か台風の前日だというのに天気もよく、済み渡った秋日和そのものでした。
3連休の観光シーズンですが、台風のお蔭で混んでなくて良かった。
これが、第一の感想でした。
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